疲れやストレスが溜まるとしょっちゅう、口の周りにブツブツができる――命にかかわるような病気ではないけれどうっとうしいし恥ずかしい。口唇ヘルペスは悩ましい病気です。

自分自身がヘルペス持ちなのはもちろん辛いですが、親しい人が悩んでいるのを見るのも心苦しいですよね。感染力の強いウイルスなので、家族や恋人などにヘルペスの方がいる場合はうつらないかどうかも心配です。
一度かかってしまったら完治できません。できるだけ再発を避け、うまく付き合っていくためには一体どのようにしたらよいのでしょうか
今回は、口唇ヘルペスについて、原因や治療法、対策法などを掘り下げていきましょう。

口唇ヘルペス基本の「キ」~どんな病気?症状は?

まず、口唇ヘルペスとはいったいどのような病気なのかを簡単におさらいしておきましょう。

口唇ヘルペスの主な症状は、唇にできる水ぶくれです。日本人の10人に1人は感染していると言われており、多くは子どものうちにかかっています。また、感染者のうち10%が、再発性口唇ヘルペスという形で症状が現れます。
症状は、初感染なのか再発なのか、あるいは体調の良しあしなどで程度が変わってきます。再発よりも初感染の方が重症化しやすく、発熱や顎下リンパ節が腫れるなどの症状が現れます。
また当然のことながら、体調が悪ければ悪いほど症状は強く出てきます
いつ初感染をしたかということも、症状の強さに関わってくる要素です。子どものうちに感染して免疫ができれば、発症しても重症化することはありません。
逆に大人になってから初めて感染すると、強い症状がでることが多いとされています。
教える女性
特に重症である場合を除き、基本的に以下の4段階を経て2週間ほどで軽快してきます。
  • (1)患部に刺激やむずがゆさ、ほてり感などを感じる。
  • (2)ウイルスが活発に増殖を始め、患部が赤く腫れてくる。
  • (3)赤く腫れた上に水ぶくれが出てくる。水ぶくれが破れるとそこから感染が広がる可能性があるので要注意
  • (4)水ぶくれがかさぶたになり、回復していく。
何度も再発を繰り返している人なら(1)の段階で前兆が分かることもあります。また、治療は(2)の段階で開始することが効果的です。ウイルスの増殖を抑えれば軽症で済ませることができます。
感染経路は主に、接触によるものです。ウイルスを持っている人と直接接触するだけでなく、ウイルスの付着したタオルやグラスなどを共有しただけでも感染します。
また、感染してもすぐには症状が出ず、何年もたってから水ぶくれなどの症状として現れることもあります。
口を押さえる女性
症状がおさまっても、ヘルペスウイルスは身体に残り続けます。知覚神経節の神経細胞にひっそりと潜伏し、再度活性化するチャンスを虎視眈々と狙っているのです。
現代医学でもこの体に残り続けたウイルスを退治することはできないため、ヘルペスは一度かかると一生ウイルスが潜伏することになるのです

口唇ヘルペス基本の「ホ」~原因となるウイルスは何?

ヒトに感染するヘルペスウイルスは全部で8種類ありますが、口唇ヘルペスを引き起こすウイルスはそのうち「単純ヘルペス1型」と呼ばれるものです。

このウイルスは口唇ヘルペスの他に、ヘルペス性歯肉口内炎、角膜ヘルペス、カポジ水痘様発疹症といった病気の原因にもなります。
単純ヘルペスウイルスは感染力がとてもつよいウイルスです。症状がでているときは幹部から大量のウイルスが排出されています。この時期に患部に接触することで感染するケースがほとんどです。キスや性行為などでもうつることがあります
キスする女性
また、間接的な接触でも感染します。患部に触れたタオルや食器などを介してうつるため、家族間で感染しやすいという特徴があります。
一度感染するとウイルスは一生潜伏しつづけます。そして、風邪による発熱時や月経前、疲れやストレスなどで体の免疫が弱っているときなどに再活性化して症状を再発させます。
意外なところだと日焼けのあとも要注意。強い紫外線は全身の免疫力を大幅に低下させるため、再発の原因となるのです。
紫外線

口唇ヘルペス基本の「ン」~病院に行くなら何科へ?

口唇ヘルペスの治療にはスピード感がキモとなります。

一度体内に入ってしまったウイルスを除去することはできませんが、処置が早ければ早いほど軽症で済み、早く回復する病気なのです。
ですから口の周りに何となく違和感があり、口唇ヘルペスを疑った場合はすぐに医療機関を受診しましょう。
診察するお医者さん
基本的には皮膚科ですが、もしも近隣にない場合は内科でも診てもらえます。
診察は主に医師による問診と視診です。また、抗体があるかどうかを調べるために血液検査をすることもあります。
病院では主に抗ヘルペスウイルス薬が処方されます。また、細菌感染の可能性がある場合には抗生物質などが一緒に出されることもあります。主な抗ヘルペスウイルス薬は以下の3種類です。
  1. ゾビラックス(内服薬、外用薬)…有効成分:アシクロビル
  2. バルトレックス…有効成分:塩酸バラシクロビル
  3. アラセナA(外用薬)…有効成分ビラダビン
軽症の場合はゾラビックス軟膏またはアラセナA軟膏が処方されます。1日3回程度患部に塗布します。
中等症では内服で治療していきます。ゾラビックス、バルトレックスなどを5日間内服し、ウイルスの増殖を抑えていきます。
患部を清潔に保ち、正しく処方薬を用いることで、およそ7日間~2週間程度で症状は軽快してきます。

ドラッグストアで薬が買える!?~口唇ヘルペスの市販薬

数年前までは、病院の処方薬しか有効な対処法がなかった口唇ヘルペス。突然再発したり、忙しくてすぐには病院に行けなかったりするときなどは大変不便でした。
しかし最近、ドラッグストアなどで抗ヘルペスウイルス薬が購入できるようになりました。ここからは市販薬について少し解説していきましょう。

誰でも、どこでも買えるわけではない

口唇ヘルペスの市販薬は、残念ながら種類も少なく誰でも買えるわけではありません。

現在販売されているのは再発治療を目的とした外用薬のみです。またその外用薬は、過去に病院で口唇ヘルペスと診断されたことがあり、今回も同じ症状である場合に限り使用が許されているもの。
OTC医薬品(ドラッグストアなどで購入できる医薬品)の中で最も管理が厳しい「第一類医薬品」に該当するため、限られた薬局でしか購入することができません

現在販売中の口唇ヘルペス市販薬と配合成分まとめ

では、現在販売されている市販薬の種類を紹介していきましょう。

お医者さん
アクチビア(グラクソ・スミスクライン)
抗ウイルス成分アシクロビルを配合。また、マクロゴールは皮膚を保湿・保護するため肌への負担を減らす効果が期待できます。
アラセナS(サトウ製薬)
ビタラビン配合。病院で処方されている「アラセナA」と同濃度の有効成分が入っています。
ヘルペシア(大正製薬)
抗ウイルス成分としてアシクロビルを配合しています。
どの市販薬も使い方はほぼ同じ。患部に1日3~5回程度塗布します。いずれもウイルス自体を攻撃してやっつける成分は配合されておらず、あくまで「その増殖を防ぐ」ためのもの。水ぶくれができてからの使用では遅いといえます。
薬箱の中に一本常備し、なるべく早めに使えるようにしておくとよいでしょう

食生活、改善するならココがポイント!

薬でウイルスを体内から完全除去できない以上、他の方法でも対策を取っておかなければなりません。最も重要な対策法のひとつに、食生活の改善が挙げられます。

治療中、あるいは予後の再発防止のためには一体どのような食事を心がければよいのでしょうか。
キーワードは、「免疫力」。口唇ヘルペスの症状は免疫力低下のサインともいえるため、まずは食事で免疫力を回復させていきましょう。
人参
  • ビタミンA(にんじん、パセリ、モロヘイヤ、ほうれん草)
  • ビタミンC(赤・黄ピーマン、パセリ、芽キャベツ)
  • ビタミンB1(豚肉、うなぎ、豆類)
  • ビタミンB6(まぐろ、にんにく、牛レバー)
  • リジン(牛肉、鶏肉、チーズ、アボカド)
などを積極的に摂取し、栄養バランスのよい食事を心がけましょう。
また、ヘルペスウイルスを活性化させてしまう栄養素もあります。その名もアルギニン。これは、ヘルペスウイルスにとっては格好の栄養分です。カフェインや干しぶどう、ピーナッツに多く含まれています。症状が出ているときにはこれらの摂取を極力控えましょう
特にカフェインはコーヒーだけではなく、紅茶や緑茶にも含まれていることには注意が必要ですね。
紅茶
また、口唇ヘルペスの食事療法にはもうひとつ重要な注意点があります。それは、過剰な制限をしすぎては禁物ということ
栄養面を意識するあまりに食べるものを著しく限定してしまうと、身体にとって必要なはずの栄養素が足りなくなったり、食事の楽しみが失われたりしてしまいます。このようにして活力が落ちてしまうと免疫力も下がってしまい、結果として症状を悪化させる原因となるのです。
このため、食事の制限には工夫が必要。栄養面を考慮しつつ活力もつけられるような食生活を心がけなければなりません。

影の実力派、東洋医学~生薬由来の万能漢方成分、高麗人参はいかが

さて、ここまで病院での治療や市販薬、食事療法について解説してきました。最後に少し、変わり種の対策も紹介しておきましょう。

生薬由来の漢方成分、高麗人参です
漢方はまだまだ日本人にはなじみが薄く、治療の選択肢に挙げられることは多くありません。けれども侮れない実力を持っているアイテムなのです。

知ってるようで知らなかった!高麗人参ってこんなもの

漢方の中でも今回紹介する「高麗人参」はトップクラスの実力派。

歴史は古く、4,000年以上も昔から中国・朝鮮半島で愛用されてきました。人参といえども、私たちがよく口にする野菜売り場の「にんじん」とは全くの別物です。大変栄養価の高い根っこの部分を煎じて飲むことで、身体にさまざまな働きかけをしてくれます。

ウイルスに負けない!モリモリ元気な毎日のために

口唇ヘルペスの治療で重要だったのは、「免疫力アップ」と「活力の向上」。

この二つを抑えておけば、ウイルスが体内に残ったままでも再発を防ぐことはできるはずです。高麗人参にはさまざまな力があります。中でも、身体をモリモリ元気にさせるのは得意中の得意技。有用成分のジンセノサイドが、仕事やストレスなどでヘトヘトに疲れた身体を徹底的にサポートしてくれます。
滋養を維持し、パワーみなぎる毎日を送るための心強い応援団になってくれることでしょう。
応援するネコ
もちろん滋養面だけではありません。免疫面からもあなたをグッと支えてくれます。
免疫力に関係の深い臓器と言えば腸。腸の健康は免疫や身体のバリア機能の強さに比例するということが研究でも既に明らかになっています。高麗人参は身体のバランスを整え、溜まった老廃物の排出を助けます。
身体の中からすっきりキレイになることでバリア機能の低下を防ぎ、くすぶっているヘルペスウイルスが再燃するのも阻止してくれるのです。
実際に、複数のブロガーの記事でも高麗人参と口唇ヘルペスの関係性が紹介されています。飲み続けることで活力を維持でき、元気で胆力みなぎる日々を送れるようになったことなどが書かれていますので、ぜひ検索して探してみてください。

まとめ

今回は、口唇ヘルペスについて解説しました。原因や経過、対処法などお分かりいただけたでしょうか。

口唇ヘルペスは一度かかるとウイルスがずっと体内に残り、体調が悪化したタイミングなどで再発を繰り返すイヤな病気ですね。けれど、何度も繰り返すとだんだん慣れてきてしまい、通院や服薬、対策が面倒になってしまうこともよくあります。
そもそも、最も重要なのは免疫力と活力の向上です。再発を防ぐためにも栄養や休息をできる限りしっかり取るよう心がけましょう。

アメリカの主婦も漢方で更年期対策しています

更年期障害の最先端医療はハーバード大医学部があるアメリカです。
しかし、本場アメリカでも、ホルモン療法のような副作用がある西洋医学ではなく、副作用の心配がない漢方成分である高麗人参が更年期対策として大変注目されていて、中でも10年連続世界No.1の売り上げを誇る「正官庄」は更年期のアメリカ女性に特に人気があります。



高麗人参にだけ含まれている更年期障害有用成分「ジンセノサイド」は、自律神経をサポートし「めぐり」を改善し「ゆらぎ」を抑えてくれますので、快適な更年期を過ごすことができるでしょう。