今まで何の問題もなく何十年も過ごしてきたのに、40代になって急に月経トラブルを起こすようになった――そういった女性が大変多いのをご存知ですか?

本来生理の予定時期ではないにもかかわらず出血してしまう。鮮血のこともあれば、茶色いおりもののこともある。終わるはずの月経が1か月以上もだらだらと長引く、などなど…とても心配になってしまいますよね。
もし気になる症状が出血だけでなく、ほてりやのぼせ、急な多汗や倦怠感、イライラや不安などにも悩まされているのなら…もしかしたらそれは更年期障害の症状かもしれません。
今回のテーマは40代以降の不正出血です。起きてしまう原因を探りながら、どういった対策を取ることができるのかまで深く掘り下げていきます。
スッキリした毎日を過ごせるように、じっくり学んでいきましょう。

「量が多い、止まらない…これってもしかして不正出血?」~不正出血の定義とは~

困り顔の女性

不正出血」とは、周期的な月経の時ではないにもかかわらず性器から出血してしまうことです。人によっては下腹部痛を伴うこともあります。
出血の量や程度はさまざまです。月経時のようなはっきりした出血のこともありますが、おりものに血液が少しだけ混ざって茶褐色になっているような場合も不正出血といえます。
また、ほんの1日や2日程度で終わってしまうこともあれば、数週間単位で続くケースもあり、個人差は非常に大きいものといえます。
【似て非なるもの!「不正出血」と「生理不順」】
不正出血とよく似たものに、「生理不順」があります。
どちらの場合も正常な生理周期ではない時期に性器から出血するため、このふたつは非常に混同してしまいがち。ここでしっかり違いを理解しておきましょう。
生理周期とは、『前回の生理開始日から、次の生理が始まる前日まで』をカウントした日数のことです。たとえば、
  • 1月1日~1月7日
  • 2月3日~2月10日
  • 3月2日~3月9日
に月経があったとします。この場合、1月と2月のあいだの生理周期は『1月1日から2月2日まで』をカウントして32日間。2月と3月の間の生理周期は『2月3日から3月1日まで』をカウントして26日間となります。
手帳
正常な生理周期は25日~38日です。生理不順とは、この正常な周期に当てはまらなかったり、バラバラになってしまったりしている状態のことを指します。
いっぽうで不正出血とは、月経の時期でないのに性器から出血している状態のことです。周期が正しいか狂っているかは問題ではありません。ここがポイントです。
でも、生理不順と不正出血は、現れる症状が同じなので素人目にはなかなか見分けられません
特に更年期障害の人は、ホルモンバランスが乱れやすくなっており生理周期は不規則になりがち。生理不順になる可能性も、不正出血を起こす可能性も高いため、どちらなのかの見極めはより一層困難になってきます。
そのヘンな出血が、生理不順なのか不正出血なのか――自分で見分けるためには、基礎体温表をつけるとよいでしょう。
通常、生理が終わると排卵日までのあいだ基礎体温は少しずつ下がっていきます。そして排卵を迎え黄体期に入ると基礎体温は上昇します。気になる出血があったタイミングと基礎体温から見た生理周期の間にズレがあった場合は、不正出血の可能性があるというわけです。
体温計
すこし寝返りを打っただけでも朝の体温は上昇してしまいます。目を覚ましたらそのままの体勢ですぐに計測するのが基礎体温の測り方です。枕元のすぐ手が届くところに婦人体温計を置いてから就寝しましょう。慣れるまではちょっと大変かもしれませんが、週勘づいてしまえば簡単なもの。
たったひと手間かければ不正出血なのかどうかが自己判断できるのですから、気がかりがあるなら一度試してみるとよいでしょう。

だらだらと長引くツラい出血!その原因はいったい何?

不正出血は「機能性出血」と「器質性出血」の2種類に大別されます。
ここからはそれぞれの特徴や原因などについて詳しく解説していきましょう。

説明する女性

機能性出血とは

機能性出血は、卵巣の機能が低下することによって引き起こされる不正出血です。
原因としては「更年期障害によるホルモンバランスの乱れ」と「無排卵性月経」の2種類があります。

  • 更年期障害によるホルモンバランスの乱れ
更年期に入ると卵巣の機能が低下するため、女性ホルモン「エストロゲン」の分泌量も減少してしまいます。
エストロゲンは妊娠に備えて子宮内膜をつくりあげる働きを持つホルモンです。
これが不足すると、子宮内膜をしっかりと維持することができなくなってしまいます。その結果、本来の生理開始日よりも前に剥がれ落ちてしまい、性器からの不正出血となって排出されます。
  • 無敗卵生月経
無敗卵生月経とは、月経があるにもかかわらず排卵していない状態のこと。
正常な月経と異なり「周期がバラバラになる」「少量の出血がいつまでも続く」「生理痛があまりしない」というような特徴があります。本来の時期ではないのに出血してしまうということもよく見られます。

器質性出血とは

もういっぽうの器質性出血とは、卵巣などの生殖器そのものに異常や病気があって引き起こされる不正出血のことです。
考えられる病気としては次のようなものがあります。

  • 子宮がん
子宮頸がん・子宮体がんにわけられます。子宮頸がんの場合、初期の自覚症状はあまりありませんが、進行すると不正出血が見られます。
また、子宮体がんの場合、早い段階で不正出血が起きます。
  • 子宮内膜症
子宮内膜は受精卵を受け止めるベッドのような役割を果たすもの。
本来であれば子宮内につくられるべき組織ですが、何らかの原因でそれ以外の場所に発生し、増殖してしまうのが子宮内膜症です。
進行すると耐えられないほど激しい月経痛をともなうことがあります。また、子宮内膜症の人は不妊症を併発しやすいともいわれています。
  • 膣炎
膣が何らかの細菌に感染するなどして、炎症を起こした状態です。膣カンジタ症トリコモナス膣炎などがあります。
薬物で適切に治療しないと何度もくりかえしてしまうことがあります。
  • 卵巣がん
卵巣に悪性の腫瘍ができている状態です。初期症状はほぼありませんが、腫瘍が肥大化してくるにともなって不正出血がおきることがあります。
出血した段階では既にかなり病気が進行していると言われています。
頬を抑えて苦しむ女性
不正出血があまりにも酷かったり、激しい腹痛や膨満感などを伴って耐えられなかったりするときには病院を訪れて治療してもらいましょう
しかし、病院にいくなら気をつけなければならないことがあります。それは、女性ホルモン注射の危険性です。
更年期障害の治療には、女性ホルモンの注射を用いることがあります。卵巣の機能が低下し、減少してしまった女性ホルモンを外部から注射で補おうという治療です。
治療効果は高いのですが、この方法には大きなリスクがあります。更年期障害の人が不正出血の治療でホルモン剤注射を受けると、子宮内膜癌にかかりやすくなるといわれています。
ほかにも、血栓ができやすくなるため心筋梗塞や脳梗塞のリスクが上がる、肝機能障害にかかりやすくなるといったデメリットがあります。
安易に手を出し、逆に体調を崩してしまっては意味がありません。病院での治療は慎重に行いましょう。
注射器
また、病院に行く必要があるほどの不正出血ではないケースの方がずっと多いもの。大量かつ長期間にわたって続くような重度の不正出血でない限りは、自分でできる簡単な対策を生活に取り入れるところから始めるのが賢い選択です。

病院へ行くのはちょっと待って!自分でできる対策はこんなにある

では、自分でできる簡単な不正出血対策にはどのようなものがあるのでしょうか。具体的な例を紹介していきましょう。

マッサージ

不正出血に効くツボは脚のすねにある「陽陵泉」というところ。下すねの外側、ひざの少し下に陥凹部分があったら、その近くを押してみましょう。痛みや違和感がある場所がツボです。
人差し指と中指を当て、ゆっくりと圧をかけていきます。グリグリ刺激したり、もみほぐしたりする必要はありません。

朝、昼、晩と1日3回継続してマッサージしていきましょう。

ストレスを溜めないようにする

ストレスはホルモンバランスを崩す大きな原因のひとつ。できるだけ溜めこまないように心がけることが大事です。
没頭できる趣味や軽い運動など、自分なりのストレス解消法をいくつか持っておきましょう。よく眠り、よく食べることも重要ですね。

ぐっすり眠る女性

バランスよく食べ、栄養をしっかり取るよう心がける

崩れたホルモンバランスは食事でもサポートすることができます。

さまざまな種類のものを満遍なく食べることが大事ですが、特に摂取するべきなのは「大豆イソフラボン」と「鉄分」です。
大豆イソフラボンはエストロゲン(女性ホルモン)と同じような働きを持つ成分です。積極的に摂取することで、更年期になり不足してしまったエストロゲンを補うことができます。機能が低下した子宮をサポートし、不正出血を防ぎます。
豆腐、みそ、納豆などの食品に多く含まれています。
また、鉄分は生理や出産などにより不足しがちな栄養素です。質の良い血液を作り、子宮の働きを高めるためには鉄分が欠かせません。
レバー、あさり、小松菜などを食卓に取り入れ、鉄分を意識的に摂るよう心がけましょう。

市販薬を飲む

店頭で買える市販薬の中にも、不正出血を防いでくれるものがあります。代表的なものには「女性保健薬 命の母A(小林製薬)」があります。

女性に特有な症状の緩和を目的とした薬で、女性ホルモンと自律神経のアンバランスを整えてくれます。自然由来の生薬とビタミン類、カルシウムなどをたっぷり配合して作られた糖衣錠です。
更年期系の市販薬ではトップを誇る医薬品だけあり、効果的だったという声は多いようです。
しかし副作用で、イライラ感やほてり、のぼせ、倦怠感などがかえって強くなってしまうケースもかなりみられます。医薬品であるため効果は強いけれど副作用もハッキリ出てしまいがちなのでしょう。
せっかく症状を治すために使ったのに、その薬のせいで悪化してしまうなんて耐えられませんよね。
不正出血がさほど重くないのであれば、市販薬の購入は避けた方が無難といえます。

食事療法の効果が倍増する!驚きのサプリメント効果とは

サプリメントの摂取も、自力ですぐできる簡単な対策法のひとつです。
数えきれないほどのサプリメントが出回っていますが、更年期が近い女性にピッタリなのはズバリ「高麗人参」です。

サプリメント
高麗人参の有用成分「ジンセノサイド」が自律神経とホルモンに働きかけ、ゆらぎ世代の抱える様々な悩みをサポート。機能が低下してしまっている子宮を優しくそっとケアしてくれます。
メリットはそれだけではありません。
高麗人参は天然由来の漢方成分なので、医薬品と異なり副作用の心配がありません。症状の程度や体質を問わず、安心して飲むことができます。
また、体調の変化やライフスタイルにあわせて摂取する量やタイミングを自由に調節できます。これはサプリメントならではの嬉しい点ですね。医薬品ではこうはいきません。
栄養バランスのよい食事で大豆イソフラボンや鉄分をしっかり補うことはとても重要。でもそれだけでは不十分です。
こういったサプリメントを併用していくことで、より早く、よりしっかりと食事療法の効果を実感できることでしょう。

まとめ

いかがでしたか?今回は更年期の不正出血についてまとめました。

更年期に入るとホルモンのバランスが崩れ、月経が乱れがちになります。ふだんの生理とはズレた時期に出血があったら、まずそれが「不正出血」なのか「生理不順」なのかを明らかにしましょう。
見極めのためにわざわざ病院へ行く必要はありません。基礎体温をつけていけば自ずとわかってきます。習慣づくまでは少し面倒に感じるかもしれませんが、継続することが大事。ここは健康のためにもちょっと頑張ってみましょう。
不正出血であることが分かっても、重度でない限りはまず自分で対策を取ってみるのがよいでしょう。
特に大切なことはバランスの良い食事と規則正しい生活です。よく食べ、よく休み、できるだけストレスを溜めないように心がけましょう。
食事の内容を見直すなら大豆イソフラボンと鉄分の量に着目しましょう。豆製品やレバー、ヒジキなどを積極的に摂り、これらの栄養素が不足しないようにしていきます。
より早く確実な効果を実感したいなら、サプリメントを併用するのも手です。たとえば高麗人参などは、天然由来のやさしい成分。副作用を気にすることなく、気軽に飲み始めることができます。
ゆううつになりがちな更年期をパッと明るく。高麗人参は快適な毎日を応援してくれることでしょう。

アメリカの主婦も漢方で更年期対策しています

更年期障害の最先端医療はハーバード大医学部があるアメリカです。
しかし、本場アメリカでも、ホルモン療法のような副作用がある西洋医学ではなく、副作用の心配がない漢方成分である高麗人参が更年期対策として大変注目されていて、中でも10年連続世界No.1の売り上げを誇る「正官庄」は更年期のアメリカ女性に特に人気があります。



高麗人参にだけ含まれている更年期障害有用成分「ジンセノサイド」は、自律神経をサポートし「めぐり」を改善し「ゆらぎ」を抑えてくれますので、快適な更年期を過ごすことができるでしょう。