動悸や身体の痛み、気分の落ち込みがツラい。病院に行って検査をしても異常なしで帰される。症状はハッキリ出ているのに、どうしていいか分からない…もしかしたらそれ、自律神経失調症かもしれません。

自律神経のバランスが乱れるのには様々な要因が複雑に絡み合っており、原因を一つに特定するのはとても困難です。だからといって治療や対処をしなければ、症状は日増しに重たくなっていき、最後には倦怠感から起き上がれなくなってしまったりすることも。
治療のキーポイントは、「原因の解決にとらわれすぎないこと」。今回は、自律神経失調症にはどのような治療法があるのかに焦点を当てていきます。症状改善の一歩に役立ててください。

悩ましい!「自律神経失調症」ってどんな病気?

悩む女性

自律神経とは、外部からの刺激や情報に対して自分の意志と無関係に反応し、体の機能をコントロールしている神経です。正反対の働きをする「交感神経」と「副交感神経」という2つからなりたっており、これらがバランスよく働くことで私たちの身体は正常な状態を保つことができています

心身を戦闘モードにさせる「交感神経」

交感神経は別名「闘争と逃走の神経」とも呼ばれています。敵と戦う時、体は緊張して心臓の鼓動は早くなり、血圧が上がります。相手をよく見るため瞳孔が酸大師、呼吸は激しくなります。敵から逃げるときも同様、すぐに動けるように体は緊張・興奮した状態になります。

このように、交感神経とは、
  • 身体を活発に活動させているとき
  • 興奮しているとき
  • 緊張やストレスを感じているとき
に優位になる神経です。

心身を休息モードにさせる「副交感神経」

副交感神経は、交感神経と全く反対の働きをする神経です。食事中や睡眠中など、体がゆったりとして落ち着いているときに優位になります。

副交感神経が活発になると、筋肉が緩み、血管が広がります。こうすることで栄養や酸素が全身に行きわたるため、体は疲労やストレスを回復させることができるのです。
  • リラックスしているとき
  • 眠っているとき
  • 身体を回復させているとき
に優位になると覚えておくとよいでしょう。

あなたはどのタイプ?自律神経失調症の4種類

女医

自律神経失調症」とは何らかの理由で交感神経と副交感神経のバランスが大きく崩れ、心身に様々なトラブルが発生している状態を指します。考えられる原因や出ている症状により、4つのタイプに分類することができます。それぞれの特徴をまとめていきましょう。

本態性型自律神経失調症

体質的にストレスに弱く、生まれつき自律神経の働きが乱れやすいことが原因で起きます。虚弱体質、冷え性、多汗症、生理痛が重い人などが発症しやすいと言われています。
主な症状としては、疲れやすい、何となくだるい感じが取れない、低血圧などがあげられます。

本態性型自律神経失調症に該当するのは、自律神経障害の患者全体の10パーセント以下にとどまります。割合としてはかなり少数派といえるでしょう。

神経症型自律神経失調症

神経質な性格が原因で引き起こされるものです。体調を気にしすぎたり、自分を過度に追い詰めてしまったりすることでストレス過多となり、自律神経のバランスを崩します。
主な症状としては、強い焦燥感や不安感があげられます。また、手足のしびれ、頭痛、ほてりなどの身体症状、記憶力や集中力の低下といった症状として出ることもあります。

心身症型自律神経失調症

外部からのストレスが過剰になり、限界を超えてしまうことで発症するものです。自律神経失調症になった人の約半数はこのタイプだといわれています。几帳面で責任感が強い人、何かと頑張りすぎてしまう人などは要注意です。
主な症状としては、頭痛や肩こり、耳鳴りなどで、身体症状がメインとなります。

抑うつ型自律神経失調症

慢性的にストレス負荷がかかり、抑うつ症状まで出てくるようになるとこのタイプの自律神経失調症を引き起こします。親しい人の死や離別、退職、転居などの人生の節目に発症しやすいとも言われています。結婚や出産、昇進など晴れやかな出来事も、環境の変化という観点ではストレッサーになるため発症要因になります。
主な症状としては抑うつ感、無気力、不眠、食欲不振などがあります。

どんな名医でも無理!?自律神経の確定診断が難しい理由

汗をかくウサギ

上にあげた4つのタイプは症状が重なる部分も多く、明確に区切れるものではありません。優れた精神科医の手にかかっても、どの型に分類できるのかを正確に診断することはまず不可能と言えます。
また、うつ病や神経症などの精神病と似ている症状もあります。自律神経失調症が悪化して二次的に精神疾患を併発するケースや、逆に精神疾患から自律神経失調症へと変わっていくケースなども多く、複雑に絡まった因果関係はなかなか見極められるものではありません。このため病院では相当の時間をかけて慎重に検査・診察し診断を下す必要があります。

検査や診察はこのように行われる

では、一体どのような検査や診察が行われるのでしょうか。具体的な内容を解説しましょう。

問診

第一になされるのが問診です。ここでは、症状が出はじめた時期や経過などを詳しく質問されます。どういった状況で症状が出やすいか、きっかけとして心当たりになるようなことがあるか、過去の病歴や常用している薬なども聞かれるため、あらかじめメモなどにまとめておくとよいでしょう。

また、普段の生活スタイルや自分の性格などについてもここでしっかり伝えておきましょう。

除外診断

除外診断は自律神経失調症の診断には欠かせない項目です。これは、精密検査をしてその症状が「自律神経失調症以外の病気からきているものではない」と確定させるためのもの。

自律神経失調症の代表的な症状はすでに述べましたが、これらはうつ病などの精神疾患糖尿病や脳腫瘍がんなど内臓系の病気でも出る症状です。問診だけをして簡単に「自律神経失調症」と決めてかかってしまうと、実は隠れている重大な病気を見落とす可能性があるのです。このため、症状に応じて血液検査や内分泌検査、またCTやレントゲンなど機器を用いての検査を行います。

自律神経機能検査

自律神経機能検査はその名の通り、自律神経が正常に働いているかどうかを調べるものです。横たわった状態と起立した状態の血圧の差を調べる「シュロング起立試験」、心電図の間隔を一拍ごとに検査して交感神経と副交感神経のバランスが正常かどうかを調べる「心拍変動検査」など、さまざまな検査項目があります。

症状に合わせていくつか検査をし、他の診断と併せて総合的な判断を下します。

心理検査

自律神経失調症には、もともとの性格や思考、心理面も大きく関わっています。ストレス状態やストレス耐性、また自我の状態などを各種心理検査で調べます。
面接、問診のみではなく、質問票へ記入するなどの方法で行われます。

人はみな自分のことが一番わからない~正確な診断が難しい理由~

このように、多項目に渡る検査をして最終的な診断が下されますが、自律神経失調症の診察には限界があります。

問診や心理テストによる検査には患者自身の主観がどうしても入ってしまいます。自分自身のことを正確に客観視し、理解・分析することができる人は一般的にほとんどいません。診察時の気分や体調、医師との相性などによっても回答にはばらつきが出るもの。正確な診断というのは非常に困難を極めます
もし万が一、「自分には必ず、正確な診断が下せる」という医師に当たったら要注意。むしろその医師自らが、自分自身のことを客観的に理解・分析する能力がないのではと疑うべきでしょう。
仮に家族のように、患者と24時間365日、そして何年もに渡りずっと一緒に過ごしている医師がいるならば、もしかしたら正確な確定診断が下せるかもしれません。けれどそんな状況がありえないのは、言うまでもありませんね。

自律神経失調症の治療①薬物以外のアプローチ

さて、自律神経失調症と診断された場合、様々なアプローチから治療が勧められます。まずは薬物治療以外の方法を紹介していきましょう。

  • 理学療法
  • 鍼灸やマッサージ、指圧などを行います。自律神経の働きを整え、正しい状態に戻すことが狙いです。

  • 心理療法
  • カウンセリングなどで患者によりそう「支持的アプローチ」、自律訓練法、筋弛緩法、ヨガなどで自律神経を整える「自律的アプローチ」、交流分析やフォーカシングなどの「精神分析的アプローチ」、認知行動療法の観点から認知の歪みを正していく「行動療法的アプローチ」、森田療法などの「東洋的アプローチ」など、さまざまな方法が確立されています。

  • 生活指導
  •  食生活を正す、定期的な運動をする、飲酒・喫煙を控えるなど、規則正しい生活を送るように指導します。生活が整うことで、交感神経のバランスも整うことが期待されます。

このように、多岐に渡る治療法がありますが、どれも確実で絶対の効果があるとは言い切れません。自律神経失調症ははっきりとした原因を特定することができない病気。そのため、「絶対に効く正しい治療法」も存在しないのです。
「○○療法が絶対に有効」と断言するような医師は眉唾モノと思ってかかったほうがよさそうですね。
ガッカリする女性

自律神経失調症の治療②薬物治療

では、薬物治療はどうでしょうか。処方される薬や効果についてまとめていきます。

抗不安剤
不安を取り除き、緊張をほぐして心身をリラックスさせるものです。
リーゼ(クロチアゼパム)、メイラックス(ロフラゼプ酸エチル)、デパス(エチゾラム)などが代表的な抗不安剤。
副作用としては眠気、口渇感、便秘、食欲不振、めまいなどがあげられます。中には喘息や低血圧の人は使用できない薬剤もあるので、持病については医師にしっかり伝えておかねばなりません。
抗うつ剤
抑うつ感、落ち込み、焦燥感などを改善させ、意欲を高めるためのものです。
トフラニール(イミプラミン)、アモキサン(アモキサビン)、テトラミド(ミアンセリン)、パキシル(パロキセチン)、トレドミン(ミルナシプラン)など、大変多くの種類があります。
抗不安剤と同様の副作用の他に、乏尿や動悸、睡眠障害、発疹、発熱、吐き気など様々な副作用があります。薬の種類によってはかなり強く副作用が出ることもあるので、服用は慎重に始めなければなりません。
自律神経調整薬・自律神経末梢作用薬
自律神経のバランスを整えるためのものです。
グランダキシン(トフィソパム)などがあります。
服用後は眠気を伴います。乗り物や機械類の運転はしてはなりません
睡眠導入剤
自律神経失調症のひとつの症状である「不眠」を改善するためのものです。
マイスリー(ゾルピデム)、レンドルミン(プロチゾラム)、ロヒプノール(フルニトラゼパム)、ドラール(クアゼパム)などが代表的な睡眠導入剤です。
頭痛や吐き気日中の耐えられない眠気やふらつきなどの副作用があります。
どの薬剤も、基本的には自律神経に働きかけ、半ばムリヤリに押さえつけてバランスを取らせようとするものです。副作用はその結果現れるもの。希死念慮やてんかんといった重大な副作用が出るケースも報告されています。
困る女性
また、長期にわたり服用していると耐性がつき効きにくくなること、依存性がつきやめられなくなることなども薬物治療の大きなデメリットです。
自分に合った薬に巡りあうまでもとても大変。どの薬が最も効果が高いかは個人差が大きく、処方され服用を続けなければ分からないものなのです。
特に自律神経失調症では、明確な原因を患者自身が理解しきれていないため、医師もどの薬を出したらいいのかは手探りになります。精神科にかかるなら、処方薬めぐりの長い道のりが待っていることを覚悟したうえで門を叩かなければなりません。

原因にとらわれるなかれ!究極のお助けアイテムは東洋医学にあり

原因が分からなかったらお手上げでしょうか?そんなことはありません。
乱れた自律神経のバランスを、副作用のない方法で調整することができればよいのです。

そんな時に頼れるアイテムとしてひとつ紹介しておきたいのが、生薬由来の漢方成分、高麗人参
「なんだ、東洋医学か。アヤシイな…」と思うなかれ。その実力は既に科学的も研究・立証されているのです。
愛媛大学医学部の吉村裕之教授は、「心理的ストレス潰瘍に対する紅参の作用」と題した論文を発表しています。吉村教授の実験では、高麗人参の有用成分であるジンセノサイドが自律神経のバランスを調整し、ストレスを和らげる作用があることが明らかになりました。
また、近畿大学薬学部からは「紅参のラット皮膚血流改善作用」という論文が出されています。この研究では、高麗人参を投与したラットには血流の改善が見られたとし、高麗人参には『交感神経系を調節する作用を有しているのではないか』と考察されています。
(参照:CiNii Articles –  30C-01 薬用人参の薬理学的研究(第 12 報) 紅参のラット皮膚血流改善作用)
高麗人参の魅力は、エビデンスがはっきりしている点だけではありません。自然由来の食物なので副作用がないという点も嬉しいメリットです。
また、有用成分ジンセノサイドの中には、交感神経を抑える「ジオール系」と、交感神経を上げる「トリオール系」がセットになって含まれています。このため、交感神経が高ぶっているときにはジオール系が働き、下がりすぎてダウンに傾いてきたらトリオール系が働き…と、ちょうどよい状態を目指して機能してくれるのです。
このように、あくまでも「バランス調整」に徹するのが高麗人参の役割。抗うつ剤や抗不安薬のようにムリヤリ交感神経をおさえこんでしまうのではないため、副作用が出ないのです。
高麗人参は古くから滋養維持にも重用されてきました。不眠や、それによる疲労の蓄積は自律神経失調症のツラい症状のひとつ。それらの改善にも一役買ってくれるというわけです。飲み続けることで活力に満ちた毎日を送ることができます。
いきいきとしている女性
実はこういった作用を持つ成分は広い漢方界を見渡しても高麗人参の他にありません。もちろん医療薬界にはなおのことです。こんなにも自律神経失調症にピッタリなのに病院で処方されない理由はただ一つ、高麗人参が東洋医学を基にした漢方薬だからというだけ。とても残念なことですが、これが日本の医療現場における限界なのです。

まとめ

どんな名医でも正確な確定診断を下せない自律神経失調症。原因を特定するのが困難なため、心理療法などでは思うような効果がでないことがしばしばあります。また、薬物治療には強い副作用や依存性がつきものです。服薬は慎重に慎重を重ねて行わなければならずとても厄介です。

東洋医学の門を叩けば高麗人参に出会えます。効果は既に実証されており、副作用に悩むこともありません。自律神経失調症にはうってつけ、ベストな選択肢のひとつといえるでしょう。
けれども決して忘れてはならないことがあります。それは、最も重要なのは「家族」だということです。自律神経失調症の原因には患者の性格や気質が深く関わっています。ストレス要因が何なのか、何に苦しんでいるのかを見抜き、理解し、共感できるのは医師ではなく、患者と共に暮らし寄りそう家族なのです。
症状はときに苦しく、何もかも投げ出してしまいたくなるかもしれません。けれど家族と共に病気を乗り越えていくことこそが、自律神経失調症を完治に導くのではないでしょうか。

P. S.

高麗人参サプリ売り上げNo.1は?


高麗人参は滋養強壮剤や、栄養補給系ドリンクなどには必ずといっていいほど含まれていることから分かるとおり、漢方の滋養強壮最上級成分となっています。
それゆえに高麗人参関連の商品はたくさん市場に出回っていて「いったいどの商品を選ぶべきなのか」と誰もが迷ってしまいます。
そんな時は「市場シェア」を参考にして決めるのが失敗しない買い物の仕方かも知れません。高麗人参の市場シェアを調査してみたところ「正官庄」という商品が10年連続で世界売り上げNo.1のようです。ご参考までに。